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調査研究の成果を反映させて、伊藤小坡に関する美術講座と、伊勢を中心として、三重にゆかりの深い美術についての講座を、昨年4月から毎月1回、土曜日の午後2時から学習室で開催しています。
これまでに、「伊藤小坡の芸術について・・・「ふたば」を中心に・・・」、「橋本平八の木彫」、「伊藤小坡の芸術・・・『伊賀のつぼね』を中心に・・・」、「中村左洲の日本画」、「伊藤小坡の芸術・・・『幻想』を中心に・・・」を開催しました。
今年のスケジュールも随時、下記にお知らせ致します。
下記の情報をリリース致しました。
美術講座について
期 日 6月30日(土)午後2時から
会 場 美術館学習室
テーマ 「伊藤小坡の初期を概観する」
参加費:無料
内 容 : 郷土の画家・磯部百鱗に師事した後、1898(明治31)年頃、京都に出て森川曽文に師事して、本格的に画家としての道を歩み始めています。森川曽文に師事していた頃の制作は詳しく把握することができませんでしたが、本下絵が発見され、文耕のサインが入っていることから、京都に出て間もない頃の、森川曽文に師事していたときの伊藤小坡の作品であることが確定し、現在初公開しています「菊童子」をはじめ、磯部百鱗のもとで学んだことを集大成した「烈女形名の妻」、空気遠近法を学んだ成果を示す「平家大宰府落」、中国の洞庭湖に映る秋月を楽しむ「納涼図」、伊藤小坡にしては珍しく激しい動きが感じられる「花吹雪」等の伊藤小坡の作品についてお話し、明治期の小坡の制作の様子を概観します。
2016.05.23更新
516-0026 伊勢市宇治浦田2丁目4-65 牛谷坂 / TEL 0596-22-2554